ラウンジに通い、店外アポを狙う日々
ラウンジ編に突入している別の講習生の連絡先を渡され、一緒に西麻布のラウンジに行くように指示されました。
ラウンジというのは、私服の女性が横につくキャバクラのような店です。ラウンジは私服でよく営業も必要ないので、大学生やインフルエンサー、芸能系の女性がお小遣い稼ぎに働いています。キャバクラより仕事が楽なのに高時給であるため、その分高いルックスが求められます。
人生初のラウンジ
【ラウンジ記録】
22時に西麻布の交差点で待ち合わせて店に向かった。雑居ビルの中に入ると、豪華な内装をした店に到着した。中に通されソファー席に座り、まずはドリンクをオーダーした。ドリンクは800〜1000円くらいの普通の値段だった。ジントニックをオーダーした。
ボーイから、女の子の希望ありますか?と聞かれたので、特に無いですと返答。少し待つと、女の子2人がやってきてそれぞれの隣に座った。ドリンク欲しいとか特に言ってこないので、ドリンク奢ることなく基本トークをするだけ。話の内容は普通の感じで、あちらから色々話しかけてくる。
30分くらい経つとボーイがバラの花を持ってきて女の子に渡した。その花を女の子から受け取って花瓶に指したら継続で、そのまま受け取らなかったらチェンジということらしい。基本チェンジで回していく。LINE交換は基本できるようになっていた。
22時ー24時で2回転で5人とトーク。ついた子は20代前半の若めの子で、大学生2人、専門2人、モデル1人。ルックスレベルとして、学生4人は東カレの上の中くらいのレベル。モデルの子は美人でタトゥーあり。
別々に女の子が着いて1:1でトークが始まったので、まずは雰囲気を味わうということで適当にトーク。基本聞きの姿勢。ラウンジ初めてなんだよね的な話もしてみる。アイスブレイクした後は恋愛トークしてみる。ダメンズ引き寄せそうだよね、というトークがだいたい当たる。恋愛コンサルとかもしてみる。雰囲気はなんとなく味わえた。
2回転でドリンク1杯で33000円くらいだった。1回転ならその半分くらいらしい。1回転で行くつもりが伝え損ねて2回転になってしまったとのこと。
人生で初めてラウンジに足を踏み入れましたが、緊張しました。とりあえず雰囲気を味わってきてということだったので、特に何も考えずにトークしていました。
ラウンジ2店舗目
【ラウンジ記録】
西麻布のラウンジに講習生2人と行った。21時40分〜23時20分くらいまでいて、1人3万弱くらいだった。
ここは女の子が着くと、女の子の分のドリンクを頼む店で、自分のグラスが空になりそうになると、ボーイが積極的に次のドリンクは?と聞いてきた。前回の店のように、女の子にバラを渡して指名とかはなく、ボーイが女の子を回していく感じだった。
1人目 21歳/大学生
普通に大学にいそうな感じ。ラウンジで働いて4回目。色んな話聞けて楽しいとのこと。
2人目 24歳/元銀座ホステス
千葉の田舎から銀座に出てきて5年ホステスしていた。ホステスにプライド持ってそうな感じでSっぽかったので話の聞き役に徹した。ホステスについて熱く語ってた。
3人目 29歳/ラウンジ専門嬢
ラウンジ歴6年でここ2年はラウンジだけで生活している。今が幸せで特に悩みとかない。結婚願望もない。事実婚とかもいい。
とりあえず行って基本聞き役で過ごした。
別の店にも行きました。店によってシステムが少し違うようで、この店はドリンクを積極的に頼む感じでした。女の子との会話では、とりあえず聞き役になり、ラウンジの雰囲気を感じていました。
今まで東カレで会ってきた女の子たちよりも数段階の美女たちがおり、「これがラウンジか」とドキドキしていました。
ラウンジ名の暗記
ラウンジ編に入り、西麻布と恵比寿にあるラウンジ名を暗記するように言われました。なぜ暗記しないといけないのか疑問でしたが、理由は教えてくれなかった(基本師匠な理由は教えてくれない)ので、とにかく暗記しました。
西麻布・六本木ラウンジ名
- センサー/SENSOR
- レトルフ/RETTALF
- ベッカン/BEKKAN
- レジテッド/RESITED
- アジト/AJITO
- ロジック/LOGIC
- ニイヨン/24
- インク/INC
- ゼロ/ZERO
- エル/L
- テラス
- グローブ
恵比寿ラウンジ名
- チケッツ/Tickets
- ビアジョ/美逢女
- ヴァレラ/varela
- ガストン/GASTONG
- インタイトル/intitle
- アドア/Adore
- サロンエンベロア/Salon en Velours
- 38℃
後に、店の名前を知っていることが、ラウンジに行き慣れている証明になるということを理解しました。
新たな知識を入れる
ラウンジ名以外にも、シャンパンや高級アクセサリー、カバン、高級時計なども覚えました。
シャンパン
- モエシャン
- ブーブ
- クリュック
- クリスタル
- アルマンド
- サロン
- ワイン:オーパスワン
高級アクセサリー・カバン・時計
- カルティエ:ラブブレス ジュスト
- ハリーウィンストン:リリークラスター
- エスメス:バーキン
- セリーヌ
- ウブロ
- オーディマピゲ
- パテックフィリップ
- リシャールミル
シャンパンも高級品もほとんど全て知りませんでしたが、実際に店舗に見に行ったり、シャンパンは買ってみたりして知識を増やしていきました。
最初は、何ぜこんな物覚えないといけないのかと思っていましたが、これらの知識が、ラウンジ嬢たちにとって常識の知識であるということを段々と理解していきました。
ラウンジに通い、アポ打診をする
ラウンジに数回行った所で、ラウンジ嬢と店外アポを取るように指示が来ました。
ラウンジ嬢と店外アポが出来るのか?どうやって誘えばいいのか?と疑問だらけでしたが、とりあえずいつもどおりアポに誘って下さい、ということだったので、LINEを交換したラウンジ嬢に片っ端からアポの打診をしました。
すると、運良く1人のラウンジ嬢とアポが取れました。
ラウンジ嬢とアポをしだす
初めてのラウンジ嬢とのアポ
ラウンジ嬢アポ 1人目 27歳
【結果】負け
【ラウンジ店内での会話】
最初の10分は
・持ってるバッグのブランドについて
・年齢聞く(27)
・好きなブランド聞く(FENDIが好き、FENDIモンスターは好きじゃない)
・夜歴聞く(学生時代に他ラウンジ店にいたことあり)
・昼職聞く(芸能、裏も表も)
・ラウンジ戻ってきた理由聞く(コロナで収入減った)
・水揚げされたか聞く(されてない)
後半は
休み何してるの?→→実は陰キャ?→俺も陰キャ、本読むかバンジー行くくらいしか外出ない、という話から、沖縄ノリで行った、箱根から羽田空港行って弾丸で札幌行った、という場面行動エピソードを話す。
辛いもの好きそうだね、というエピソードで北極食べたエピソード話す。辛いもの好きだというのでおすすめの店とか聞く。というトーク。場面行動エピソードが多少印象に残ったのかなという感じ。
【アポ内容】
・芸能の仕事をやっており、コロナで仕事が減ったから最近ラウンジを始めたとのこと。
・メイクの仕事もやっている。
・23くらいに結婚を考えた彼氏がいるが、窃盗で捕まった。それで別れようと思ったが、情があってスッパリ別れられなかった。最後の方にやっぱり無理だと思って別れた。
・12月くらいに最近の彼氏と別れた。パーティーで知り合って自分からいいなと思ってご飯に誘った。特に悪い所は無かったけど、喧嘩したときに、俺が悪いの?0か100どっち?みたいなことを何度も言ってきて、価値観が合わないなと思って別れた。
・優しさと思いやりの違いが分かる人がいい。自分のことばかりで押し付けの優しさをしてくる人は嫌。
・コロナ前に男性アイドルのパーティーみたいなのに言った。
・芸能の仕事は自分に合ってないと思うし、小遣い稼ぎ程度。辞めたいと思っている。メイクの仕事は好きだが、朝から晩まで働くことがあるし、体的にキツイ。
・派遣で高級ブランド店のVIPへのお茶だしの仕事をしてたが、コロナで解雇された。ラウンジでその頃から働き出した。
・自分に自信はない。コンプレックスはいっぱいある。メイクで救われたし、それでメイクに興味を持った。
【内容】
共感を意識してアポ。話を振ればどんどんしゃべる。事前想定で落ち着いてて深い話ができる人が好きと考えていたので、とにかく遮らずひたすら聞く。
飯ある程度食べた段階で退店。部屋打診する。特に性を意識させるトークをしていた訳ではないので少し躊躇してしまった。部屋には行かないよと言われ、ほとんど何もできず帰宅。
【総括】
・ラウンジ嬢相手と思うとチキってしまった。「今日抱きに来たわ」ぐらい言えばよかった。終始相手がしゃべっていて、ただの話を聞いてくれるいい人で終わった。
・自分に対する質問が少なかった。格上感を与えられていない。
初のラウンジ嬢アポで緊張していました。今までのマッチングアプリでのアポ相手とは仕事も経験値も全く違ったので、ほぼ聞き役で終わりました。果たして自分がこういう相手と渡り合えていけるのか不安になりました。
その後も、アポを組むために、ラウンジに何度も通い、アポ打診を続けました。なかなかアポが組めなかったのですが、5,6人に打診すると、2人目のアポが取れました。
ラウンジ嬢アポ 2人目 24歳
【結果】負け
【導線】カフェ
【ラウンジ店内での会話】
地方都市でキャバ嬢をやっていた。東京で仕事をするために上京したが、コロナで仕事が無くなりラウンジで働き始めた。エステの仕事も一時期していたが、腱鞘炎になって辞めたとのこと。
ハーフだったので、自分もその国に行ったことあるというトーク。バンジーとかよくするし、沖縄とかノリで行ったという話をした所、同い年くらいなのにすごくアクティブで楽しんでるという印象を持ったらしい。それでアポに来たと。
【アポ】
リッツカールトン1Fのカフェ&デリでアポ。
共感を狙って聞き役に徹する。
・キャバ嬢時代のエピソード、なかなか稼いでいたが、東京で自分の店をやりたいという思いがあり、上京したと。
・最近は企業家の人を繋げる仕事もしてる。
・シーシャカフェをオープンするのを手伝っている。
・東京にきて旅行とか遊びは楽しめてない。リッツも来たことも泊まったこともない。
・今日リッツ泊まろうやと打診。8時から仕事の打ち合わせが1時間あるとのことだったので、終わったら連絡頂戴とブーメランを投げておく。が、その後連絡なし。深夜3時くらいに、契約巻けた、みたいなLINE来る。
【総括】
・話はまあまあ盛り上がったが、連絡頂戴といって帰ってこなかったことから食い付きはなかった。
・リッツ泊まろうみたいなキラキラで釣る行動はスト高にはダサい行動だったか。
・仕事の打ち合わせで合った男に、そんなん行くなよみたいな感じでブロックされたか。
・再戦できそうなら組む。こちらの打診を一度無視されてた形なのでステータスはかなり低くなった。
2人目のラウンジ嬢とのアポも組めましたが、なかなかゴールの糸口は掴めませんでした。
どうしてもラウンジ嬢をゲット出来ない日々
その後もラウンジに週1〜2回ペースで通い続け、アポ打診をする日々が続きました。2人目のアポ移行は、アポが取れない不振に陥りました。
店に通っても通ってもアポが取れない日々、、、
出来る人は1回来店して1人アポが取れると言われましたが、どうやったらそんなことが出来るのか分かりませんでした。
師匠は、何を話したらいいかなどの具体的なことは話さず、自分で考えないといけない、というスタンスでした。
一人悶々と考えながら、ラウンジに通いながら、ラウンジ嬢の分析も行いました。
ラウンジ嬢を分析する
ラウンジ嬢の分類を試みる
【どんな人生】
中学高校は普通にモテる生活を送るが、ギャルみたいな陽キャな感じではなくどちらかというと大人しめに生きている。大学生の時に友達の紹介やスカウトをきっかけにラウンジで働き出す。ラウンジは営業なし、遅刻など罰金なし、お酒を作る必要もなく接客もそれほど頑張らなくてもいいので楽。それで時給5000-1万貰える(ルックスによる)ので非常にいいバイト。バイトと割り切っていて、就職をきっかけに辞めることもある。(別に契約があるわけではないので就職後もちょこちょこ出勤したりする)。ただし有名店であるほど審査は厳しく、面接で落ちる子も多い。それでキャバで働いてる子もいる。
①アラツー・副業タイプ
大学生や就職したての社会人。ラウンジはあくまで小遣い稼ぎと割り切っている。20代後半で賞味期限が来ることを知っているので、それまでに辞めれるようにと計算している。あまり負のオーラがなく明るくキラキラしている。
②アラツー・専業タイプ
昼職がダルく、辞めて専業になる人や、就職が上手く行かずそのまま専業になるタイプ。時給5000-1万で1日2-3万稼げる+男からの貢物があるので、週3−4日働くだけでも全然食っていける。年収500-600万くらいには簡単になれる。途中金持ちの彼氏が出来て、水揚げのような状態になることも。水揚げされると、特に家事をするわけでもなく、ただキラキラを消費する毎日を送る。だんだん刺激がなくなるし、彼氏も一生面倒見てくれるとも思っていないので焦りも出てくる。自分が老けて美が失われたら別の女に行くだろう。そういう事例を見たり聞いたりしてきた。ルックスだけで生きていたというのは、逆にルックスが失われたときに何も残らないという残酷な生き方でもある。負のオーラはそれほどないが、ぬるいオーラをしている。
③アラサー・副業タイプ
ずるずる辞められずに続けてきた人、若い頃やっていて戻ってきた人、水揚げから戻ってきた人がいる。昼職は芸能系、モデルなどルックスで食べている子と、受付、保育士など普通の仕事をしている子で分かれる。芸能系、モデル系は本業でどうにか成功したいが、出来ないので仕方なくラウンジで働いている。普通の仕事をしている子は、現実的に昼職だけでは給料が低いのでなかなか辞められない。正直この年齢まで続けているのはキツイし痛いことも分かっている。水揚げから戻ってきた人は、これくらいしか稼げる仕事が出来ない。ぶっちゃけ恥ずかしいし、人生上手く行かないなと思っている。負のオーラが出始めている。
④アラサー・専業タイプ
ずっと専業でやってるアラサーはあまり見かけない。どこかで水揚げされたり、昼食に戻ったりしている。結局どれも上手く行かずに専業でやっている。年齢的にギリギリでいつまでも出来ないことは重々承知している。
ラウンジ嬢だからといって特別何かが凄いという訳ではなく、高学歴の人がやる高時給の家庭教師みたいにちょっと付加価値が付いたもの。ずっと家庭教師をやり続ける人は人生がストップしている。ずっとラウンジ嬢をやり続ける人も人生がストップしている。好きでラウンジで働いてる子はいない。キモいおじさんと話さないといけないし、酒も飲まないといけない、夜も遅い。どこかでラウンジを辞めて人生のコマを進めないといけないと思っている。
・男に関して
既婚者で口説いてくる人が沢山いるので、基本男は信用してない。
お金で口説いてくる男は正直キモいと思っている。
・キラキラ体験に関して
意外とそんなに経験していない。ラウンジ嬢と言ってもそれほど稼いでいる訳ではなく、自分で高級体験をガンガンする感じでもない。客と同伴で近くの店に行くことはあるが、旅行や遠い所には行かない。そういうのは彼氏と行く。彼氏が金持ち経営者だったりすると色々経験している。
・仕事に対して
ラウンジにいる自分は、世間の中ではある程度の美があり、それに価値があることは自覚している。しかし、ラウンジで働いていることは本当のトップの美貌を持っていることではないことも知っている。ラウンジで働いて稼げるのが一時的であることは知っている。
ラウンジで働く先に何かが待っている訳ではない。普通の仕事と違って積み上がっていくものではない。だから昼もやっている子はラウンジはあくまで踏み台と思っている。逆にそれが分かっているから昼職も辞めない。専業でやっている子もそれを知っている。ただひょんな心で昼を辞めてしまってラウンジで生きる生活を知ってしまうと、楽すぎてついついその環境でダラダラしてしまう。今のうちに何かをしておかないと将来ダメなのではないかという気持ちがあるも動くことが出来ない。だからこそ何かを積み上げて生きている人はいいなと思う。自分で事業をやってみたい、今の経験を生かした何かをしたいと思うも、いまいちイメージがつかないし行動できない。金持ちで理想的な男と付き合って結婚出来たらと思っている。ただ、そういう男がラウンジに来て浮気していることも知っているから、まあいないだろうなと思っている。どこかで目をつむらないといけない所もあると思っている。
【何に感情が動くか】
感情は自分に興味関心がある分野で、自分が見たいもの、欲しい物に触れそうになったときに大きく動く。
①アラツー・副業タイプ
まだキラキラ体験などに興味が惹かれる。イケメンは少し飽きてきて、金を持ってるイケおじなどに興味を持ち出す。何となく将来こうなりたいななどの希望はあるが、あまり真面目に考えてない。なんとなく就職して、いい彼氏見つけて結婚するのが夢。分かりやすい体験や狂気に興味を持つ。
②アラツー・専業タイプ
人生に関して考え始める。キラキラを積んだ所で幸せになれないことも気づき始めている。本当に自分の人生はこれでいいのか、もっと違う人生があるのではないかと模索している。昭和時代にあった幸せな人生のテンプレは崩壊した。良い夫、専業主婦、幸せな家庭などのイメージはかつてのもの。自分でバリバリ稼ぐ女性もいれば、型にはまらない生き方で人生を謳歌している人達がいる。そういう姿を見れば見るほど、ただ過ぎていく日常がなんとなく味気なく感じる。お金とかキラキラ体験は確かに楽しいし魅力だが、少し経験すればそんなに大したことはないことに気づく。自分の人生に答えを見出している人、自身がある人に興味を持つ。
③アラサー・副業タイプ
仕事で上手く行っていたり、結婚している予定が、そうはなっていない。自分の人生を模索中。または模索した結果うまく行っていない。結果まだラウンジにいる。周りの友達は自分の人生を積み上げていっている。それに対する焦りがある。人生の新たなロールモデルに興味を持つ。
【コールドリーディング】
①アラツー・副業
・ラウンジというバイトを見つけて、最初はめっちゃいいバイトやんと思うけど、味を占めすぎたら人生やばいなって思うでしょ。ラウンジはあくまで小遣い稼ぎと割り切ってるよね。ラウンジだけでも全然生きていけるけど、年取ってまでラウンジにしがみついている人を見るとああはなりたくないよね。
・負のオーラが出てないし、港区のキラキラとか高級体験を少し知ってまだまだ港区楽しいって思えてそうだね。段々前付き合ってきた友達と話が合わなくなってきて、ちょっとレベル落として話しないといけないときがあって気を使いそうだね。
・時々来るイケてる年上と接していると、同年代の男達が急に子供に見えてきて、恋愛対象に見えなくなってくるよね。付き合ってる彼氏の今まで気にならなかった様な所が急に気になったりして、自分のステージが変わったことに気がつくよね。
②アラツー・専業
・毎日同じことの繰り返しで、ラウンジもそろそろ飽きてきたなって顔してるね。高級寿司とか焼肉とか、予約の取れない店みたいなキラキラを経験して、最初は楽しかったけどそれもだんだん大したものに感じなくなってね。だんだんワクワクが無くなって、無駄に人生が消費してるような感じになって。本当はもっと自分の力を試せるワクワクするようなことをしたいと思っているけど、なんか踏ん切りつかなくて今のままの状態で。でも何が自分に向いてるのかもハッキリ分からないし、やりたいことがあっても人の話を聞くたびに自分の考えが揺れ動いて、結局何もしてなくて。
・水揚げされてみても、最初は人生楽だなーって思うけど、何もせずただ消費する毎日にやっぱり飽きてきて、自分で何かしてみたいっていう気持ちが出てくるよね。
・昔は芸能界で事務所に所属して活躍するのが成功の形だったかもしれないけど、今はそれが崩壊して個人の時代になって、成功のロールモデルがガラッと変化したよね。
・昔は専業主婦とかが憧れだったかもしれないけど、今は女性でも自分のしたい仕事をしてキラキラ輝いてる人達が沢山いて、自分もああなりたいと思ってそうだね。
・離婚、浮気が普通で確実は未来がない時代だから、不安がゆえに稼いだお金は堅実に貯金してたりするよね。派手に見られる職業だけど、以外とその辺はシビアに考えてる。
③アラサー・副業
・自分なりに考えて人生を選択してきたけど、なかなか人生って思うようにはいかないよね。これだって思うものが見つかってそれに進んでみても、結局何か違くて辞めたり。
・夜の仕事はできるけど本当は向いてないからキャバじゃなくてラウンジだし、本業の方で本当は成果出したいけど、ラウンジで働いてるとお金に困ることはないしハングリー精神が削がれて甘えちゃう所があるよね。
・20中盤にはラウンジも辞めようと思ってたけど、辞めるきっかけが無くてズルズル来ちゃったって思ってそうだね。
・地元で結婚して家庭築いてる人を見ると、ああいう幸せもあるのかと少し憧れる気持ちもあるけど、東京で色んな体験を積まない人生も嫌だったなと思うよね。
経験が足りない?経験を重ねる
アポが取れないのは、ラウンジ嬢に比べて経験が足りないのがいけないのか??もっと刺激的な体験をしなければ!と思い、新たな経験を加えることにもお金を使いました。
当日ノリで超高級ホテルに泊まったり、ホテルラウンジに行ってみたり
仕事終わりに箱根温泉に行ってそのまま出勤したり
空港でランダムで当日チケット買って日帰り旅行したり(札幌になった)
高級焼肉はしごして食べ比べしてみたり
Fendiカフェ行ってみたり
シーシャに行きまくったり
長野までスノボに行ったり
派手な高級スニーカー買ってみたり
とにかく何か糸口を見つけようとして、今までの貯金をすべて崩し、給料は全て使い、リボ払いで借金までするようになりました。
ラウンジ嬢とゴール出来ない日々
このままでいいんだろうかと悩む
しかしどんなにラウンジ嬢を分析しても、キラキラや刺激体験を語っても、なかなかアポが取れないという日々が続きました。
師匠からは、声をデカくしろ、体デカくしろ、寝ずに遊べ、酒飲んで騒げ、などのアドバイスをされました。
今思うと方向性としては合っているアドバイスだったのですが、当時の自分は、そう言われても、、、残りの講習期間で、ラウンジ嬢とゴール出来るのか?と、悩む日々が続いていました。講習期間も終わりに近づいてきました。
違う師に教えを乞うことを決意
2期目の6ヶ月が終わろうとするころ、そのまま延長するか、講習を一旦止めるか迷っていました。正直、借金もし始めていて、これ以上走り続けるのは難しいかもと思っていました。
ただ、どうしても諦めきれませんでした。「目標を達成せずに、終わっていいのか、、、、。いや、ここで諦めたら、絶対に後で後悔する。ここで辞める訳にはいかない」
そうやって、ラウンジ攻略を続けることを決意しました。
しかし、今のままでは打開が見えませんでした。このまま講習を延長することは迷いが生じました。そうして、ラウンジ攻略のため、別の師匠を探し始めました。
第2の師匠と出会う
そんな中、Twitterを覗くと、港区で講習をしている人が何人かいることを知りました。
その中で、ツイートの内容が一際目を引くあるアカウントに目が止まりました。そのアカウントのツイートにぐいぐいと引き込まれました。
そうして、意を決して、その人に会いに行きました。
その師匠は、異様な雰囲気をまとっていました。対峙するとピリッとした緊張感と、圧倒的な自信を感じました。今までの自分の悩みを相談すると、ハッとさせられるような的確な答えがいくつも返ってきました。
この師匠の元なら、もう少し成長出来るかもしれないと感じました。
そこで、講習を受けることを決意しました。3ヶ月で50万。
これ以上進んで行って大丈夫なのか、という不安を投げ捨て、一歩進むことに身を投じました。
新たな講習が始まった
④に続きます。